パン作りの工程 後半編
三橋です。ここ最近は少しずつ年末モードが漂ってきて本社工場も忙しくなりつつあります。
来週辺りが製造のピークになるかな?といった感じです。
先日は小学校の出前パン授業に行かせていただいて小学生と一緒にパンを作りました。
アイコン画像のパンは5年生の生徒さんが作ったパンです。すごく上手でした!
では、前回に引き続き成型後のパン作りの工程の後半をご紹介します!
発酵(ホイロを使う工程)
成型が終わった生地は発酵の工程に。
ホイロという湿度が70~75%程、温度は30~40℃前後のイースト菌が一番元気になる環境の
あったかいお部屋や機械の中でパン生地を発酵させて膨らませていきます。
イースト菌が糖分などの栄養を食べて炭酸ガスを出してパンが膨む原理です。
焼成前工程
発酵が完了したら後は窯で焼き上げです★
窯に入れる前のこのタイミングでごまをトッピングしたり具材やマヨネーズを乗せたりします。
クープといってパンに切れ目を入れるのもここのタイミングで行います。
クープ入れは慣れるまで結構コツがいるそうです。
焼成
焼成(ちょうせい)の工程です。発酵したパン生地を窯で焼き上げます。
弊社の1階では焼き加減の調整がしやすい固定窯のガス窯と電気窯が一台ずつ、
2階ではライン作業向きの長いトンネル窯があります。
バンズやデニッシュなどの多くのパンは鉄板ごと窯に入れて焼きますが
フランスパンやカンパーニュなどのハード系のパンは特殊な道具を使って窯の中に直に生地を乗せて高温で焼き上げます。
スチームを使うと表面がパリッとした食感に仕上がります。
他にも出来るだけ焼き色を付けないように焼く白焼きや食パン等のように型に入れて焼くパン、
あとはカラッと焼きたいときにする乾燥焼き、運送の関係で半焼きにしたりなどいろんな焼き方が存在します。
(ちなみに乾燥焼きは最近知りました。パイなどのお菓子をカラカラに焼くとき向けだそうです。)
次回は焼き上がりから☺
米田です
小学生、とても素直で元気でしたね!
良い経験でした!!