学校給食製造ライン その2

 

本社 柴です。

先週につづき、

ご紹介できなかった後半部分をお伝えさせて頂きます。

前半部分の仕込み〜成型はこちらを参照

 

3:00頃〜 焼成スタート

ホイロ

焼いていく前に、

生地が置かれた天板は、ステンレスのラックに差され

「ホイロ」という高い温度・湿度を保たれたお部屋に約50分間いれてあげて発酵させます。

材料に含まれているイーストが活発になり、生地全体に空気を含んだようにぷっくり膨れます。

これは焼き上がったパンをふわふわにするために大事な工程と思います。

 

焼成

ホイロからでは生地は、いよいよ焼成に入ります。

弊社では、トンネル窯を使用しています。

ダイコーパン 大港食品株式会社

トンネル窯

長いトンネルを約15分かけて焼成します。

熱々に焼き上がったパンは、冷ましてあげて次は出荷準備へと運ばれます。

 

4:00頃~ 仕分け・箱詰めスタート

冷めたパンを出荷室へと運び、

形が崩れていないか、異物が付着していないか(表面・裏面・側面一周)をすべて人の目で検品し、選別してくださっています。

 

そして各学校さんよりより頂いた注文数に沿って、入れ間違いがないよう従業員さんがすべて数を確認して箱詰めをしています。

小学校さんは、パン箱に敷いたビニール袋へパンをそのまま入れ、ひとまとめに包装をしています。

中学校さんは、機械でひとつずつ個包装にしたのち、小学校さん同様ひとまとめに包装をしています。

 

下の写真は、納める前日に製造している食パンの仕分けの様子です。

スライサーで一人分にカットされたパンを検品し、箱詰めしています。

 

学校給食 食パン

仕分け・検品の様子

 

6:00頃~ 順次出荷へ

箱詰めが完了したところから、出荷するためにリフトで1Fに下ろします。

トラックに積み込む前に金属探知機をすべてのパン箱にかけ

金属片などが入り込んでいないか1箱ずつチェックしていきます。

 

チェックが完了後、トラックへ積み込み各学校さんへ向かって配達されます。

今回写真の準備ができなかったのが残念ですが、新しい出荷室も紹介させていただきます。

 

最後に・・・

事務員の私が僭越ながら、給食ラインを言葉足らずですがご紹介させていただきました。

弊社の社長がよく「パンは生き物」だと言います。

製造部門に共通していることだと思います。

同じ作業をしようとしても、その日の天候・気温・湿度により出来上がる生地は違うそうです。

安定したパンにするため、その差を減らそうと仕込む水の量を変えたり、窯の温度を微調整したりと日々作業してくださっています。

より安心で安全なパンをお届けできるよう努めてまいります。

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学校給食製造ライン その2” に対して1件のコメントがあります。

  1. daiko-pan より:

    米田です。
    素晴らしいブログですね。感動しました。
    現場をよく理解していますね!
    凄い事務員さんです!

  2. 米田香織 より:

    改めて、「パン作りって大変やな~」
    「みなさん朝早くから凄いな~」
    と思いました。

    2回にわたる給食ライン紹介
    大変、勉強になりました。
    忙しい中、おつかれ様でした。

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